7月1日(金)、教育講演会を開催しました。講師に助産師・思春期保健相談士の内田美智子先生をお招きし、「高校生として知っておきたい生と性のこと」をテーマに講演していただきました。
最初に、出産した母親のコメントや写真を中心としたスライドショーを映され、「お母さんがどんな思いで子供を出産するのか」「ひとりひとりの命は奇跡であること」、そして、「生」の反対は「死」ではなく「生まれないこと」である、とお話されました。
また、同年代の少年少女でも徴兵で自由が奪われる国があること、自由に恋愛ができない国があることを教えていただき、内田先生は、「今、高校生として生活できることがどんなに幸せで、自由であるか」を伝えられました。
最後に、20代の時に乳ガンを宣告され、そのガンと闘いながら結婚・出産された方、また、ガンを宣告され、たったひとりでウエディングドレス姿の写真を撮った方のスライドショーを見せていただき、「いのちをつなぐ」ということ、また「今、自分は何ができるのか」「できないことをできるようにする」「できないことをしてくれる人に感謝する」ということを考える、それが「かっこいい大人への道しるべです」とメッセージを残されました。
生徒からは、「毎日誰かに支えられて生活できることが急にうれしくなりました。」「当たり前なことが、本当は素晴らしい。」「照れくさくて親に『ありがとう』が言えない分、これからずっと母を大事にしたい。」などの感想がよせられました。