夏休みも終わり、前期授業の後半がスタートして1週間。少しずつ秋の気配が感じられる8月29日(月)の午後、全校生を対象とした人権教育講演会が開催されました。
生活の必需品となって久しい携帯電話の功罪と、より豊かな人生を歩むための携帯電話とのつきあい方について、奈良県立法隆寺国際高等学校の教員で、奈良県外国人教育研究会事務局長の黒田恵裕先生から、社会に激震が走った事象や身近な日常の中の具体例を交え、お話をしていただきました。
携帯電話の依存度のチェックから話が始まり、4つの心配として、
①ケイタイ中毒 ②ネットいじめ ③ネット詐欺、出会い系犯罪 ④差別情報へのアクセス、流布
をあげられ、次のような点を強調されていました。
・どのような道具でも上手な使い方が大切なように、情報もどう取り扱うかが重要。
・携帯、ネットの問題は技術の問題ではなく人としての問題、使い方の問題。
・自分の気持ちをどのように表現するか、また、どう影響するかを考えること。
最後に「大切な話は直接会い、顔を見て」「ネットはみんなが見ている」「生身の(リアルな)関係を大切に」等々、8つの重要な鍵が示されました。
携帯電話やインターネットについて、見直してみたいですね。