今年の文化祭は、「誰にも似てない個性 爆発!」をテーマに、8月31日と9月1日の両日にわたり、今年完成した本館ホールをメイン会場に開催されました。
開会行事では、学校長より、「一人一色の色鮮やかなパフォーマンスで、充実感と感動の得られる文化祭にしましょう。」とのお話があり、続く文化部長の丸岡さんが「楽しい文化祭にしよう」と呼びかけ、文化祭がスタートしました。
プログラム1番の作文発表では、1年生が「中学校の『水平学級』では、『水平線のようにみんな平等』と学んだ。世の中の間違いに目をそらさないためにも水平学級が必要だ」と訴え、家族で行った沖縄ツアーで知った「ハンセン病」問題から、「差別のない世の中になってほしい」との願いを2年生が語り、更に、「現在の人権の思いや考え方」と題して3年生が、自らの「いじめ体験」を披露しながら「『いじめ』に関わるすべての人の心が、傷つかなくてすむよう、『いじめ』のない日が来ることを心から願っています。」との願いを伝え、それぞれの発表に、盛大な拍手が送られました。どの作文も、感動ある内容であり、「明日からの生き方」につながる作品でした。
「クラス対抗歌合戦」は、1年生では、少々遠慮気味の合唱や先生参加の合唱、まとまりと元気のある学級や華やかに演出された学級もありました。
2年生では、先生参加の熱演学級や本格的な声量のある合唱等、まとまりとパワーのある学級には、大きな声援が送られていました。
3年生の発表は、合唱の踊りに統一性を持たせたり、会場内を回ったりの演出があったりと、落ち着きとまとまりのある歌声を披露。「さすがに3年生」と思わせる合唱が多くありました。
午後はメモリアルホールに移動。表現・情報コースの意義ある舞台演劇に、参加者の惜しみない拍手が送られていました。
二日目は、芸術作品や人権ポスターの展示や軽音楽同好会コンサート、パソコン部による短編映画や有志によるダンス演技、食品バザー、模擬店等が行われました。
閉会行事では、各種の表彰が行われ、学校長より「それぞれに、よく頑張った文化祭でした」との講評をいただき、「和気あいあい」の中で、お互いにパワーを出し合った「楽しい文化祭」の幕を閉じました。
二日間にわたる文化祭は、「誰にも似てない個性」が「爆発!」し、「人の優しさ」で締めくくった素晴らしい「文化祭」として、生徒の心に残ることでしょう。